2013年02月04日

リブロース

今日は、先週持ち帰った肉(草地畜産研究所生産)の、
リブロースを商品化したので写真を撮った。

確認はしていないが、草地畜産研究所が取り組んでいる、
粗飼料多給の放牧肥育牛だと思う。

あまり詳しくは知らないが、
草の給与割合が多いと肉色が濃くなり、
脂肪の色も黄色くなるらしい。

ただし、こういった肉は格付けでは、評価が低いので、
この問題の改善方法は、いろんな研究機関から研究発表されている。


写真では分かりづらいかも知れないが、
肉色は赤味が濃く、脂肪は黄色っぽい。
サシはホドホドに入っている。

リブロース(カタロース側)
RIMG0001.JPG

リブロース(サーロイン側)
RIMG0002.JPG





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2012年10月27日

勘違い

今日は粗飼料多給型肥育の、
粗飼料多給について書いてみる。

50才で設備屋をやめて、この仕事を引き継いだ時に、
粗飼料多給という言葉を初めて知った。

で、僕のイメージで粗飼料といえば、
牧草、稲わら、草などの栄養価の低い飼料のことだと思ったが、
これは当たっていた。

ただ、粗飼料多給の言葉から連想したのは、
もちろん、粗飼料が多給なので、
濃厚飼料が35%で、粗飼料が残りの65%だとしばらく思っていた。

ところがである。

実際は、粗飼料が35%で濃厚飼料が65%給与で、
粗飼料多給というらしい。

ということは、粗飼料多給ではない場合は、
粗飼料は10%~20%で、
80~90%は濃厚飼料ということになる。


粗飼料多給の言葉のイメージで、
僕と同じ勘違いをする人もいるかも知れないと思い、書いてみた。

久しぶりに、
牛関係の日記になった(^^)


posted by さわやかビーフ at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 牛、牛肉 | 更新情報をチェックする

2012年06月30日

あか毛和牛

近々、あか牛のニュースが流れると思う。
昨年、全日本あか毛和牛協会が設立された。

牛枝肉の肉質評価は日本食肉格付協会の基準で決まり、
歩留り等級と肉質等級によって価値や取引価格が決定する。

格付けの肉質評価基準はいくつかあるが、
その中で最重要視されるのが霜降りの度合いである。

和牛の特徴として、
黒毛和牛はサシが入りやすく、褐毛和牛は入りにくい。

つまり褐毛和牛は黒毛和牛と同じ土俵では、
常にランクが下の位置に置かれている。

全日本あか毛和牛協会は、
独自の格付け基準を設け、黒毛和牛との差別化を図り、
あか毛和牛の評価を高めようと取り組んでいるのだろう。

これは非常に良い事だと思うが、
まだ、どうなるかは分からない。

消費者があか毛和牛の肉を評価して需要が増えれば、
売り手側の肉屋も少々高くても売りやすくなると思う。

結果、あか毛和牛独自の評価になるので取引価格は上がるし、
さわやかビーフも近々単価を上げる予定である。

石油製品のトレイ等消耗品、諸費用の値上がりにもめげず、
10年近く単価を据え置いてきた事だし、

今の世情を考えると申し訳ない気もするが、
勘弁してもらおうと思っている。


posted by さわやかビーフ at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 牛、牛肉 | 更新情報をチェックする

2012年03月03日

牛脂と歩留

火曜日(28日)は牛脂を廃棄に、
菊池市七城町の熊本蛋白ミール公社迄行って来た。

昨年の12月中旬以降から貯めていた分が、
2月の終わり頃に一杯になってしまった。

殆どは注文が多かった年末に貯まった分で、
1~2月は売上が全然少ないのであまり増えず、
結局は2ヶ月半、貯め込んだ事になる。

重量は結構多くて、120キロあった。

参考のために、牛の歩留について書いてみよう。

枝肉(約400キロ前後)の歩留等級は、
その数値(%)によって、
A(標準以上)、B(標準)、C(標準以下)
にランク分けされる。

ランク別の詳しい数字は出さないが、約70%である。

枝重400キロの時の部分肉重は約300キロになる。

この歩留を部分肉に当てはめると、

部分肉300キロの約3割の90キロは、
牛脂やその他の廃棄物となる計算である。

牛脂が貯まる重量について、
なんとなく分かってもらえたと思う。



ところで最近、ガソリン、灯油の価格が上がった。

灯油は、安いGSで86円、88円、
高いGSで、91円。

ガソリンはいつも利用するセルフGSで、
¥140を超えてしまった。

思い返すとかなり前になるが、

ガソリンがリッター90円、
灯油が15リッター640円、

こんな時代もあったのに。


posted by さわやかビーフ at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 牛、牛肉 | 更新情報をチェックする

2012年02月01日

代替品?

昨日は月末の用事でウロチョロして、
日記をサボった。

沙羅樹さんから、日記にコメントが入っていた。

まだしばらくの間は、リブロースもサーロインも無いので、
迷惑をかける事のお詫びもあって、今日午前中に電話をした。

他に何か使えそうな肉はないかと云う事だったので、

モモだったら在庫があるので試食用として、
焼肉用の厚みでスライス(業務用)したモモを、
1パック(約1キロ)発送した。

使えるか使えないかは、
本人に試食してもらって決めてもらえば良い。

うぶやま牧場に焼肉用で納品しているのと全く同じだが、
今まで使っていたリブロースと比べれば、間違いなく硬い・・・

あの体重を支えている足のモモの筋肉だから。

posted by さわやかビーフ at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 牛、牛肉 | 更新情報をチェックする

2011年09月17日

肉の色 つづき

昨日の肉の変色のつづき。

肉の変色について今まで経験したことを書いてみる。

部分肉の肩ロースは1本の重さが15~20キロある。
注文分を切った残りのカタマリは真空パックして、
冷蔵庫(最高で-4度)で保管する。
肉は半冷凍状態になる。

ここはスーパーと違い通常はお客さんは来ないし、
もちろんショーケースも置いていない。
注文が無ければそれを切ることはない。

例えば1週間後に注文があり、
その真空パックのカタマリ肉を切る場合、
切り口表面は変色し黒ずんだ色をしている。
変色が無くなるまでスライスして、この肉は安売りする。

ところが厄介なのが昨日の日記に書いた、
空気に触れて時間が経って発色するという習性である。

もう変色はしていないと思った肉を、
冷蔵庫に置いて時間が経ってから見ると、
一面全部ではないが部分的に黒ずんでいる事がある。

僕の経験上、そうなりやすい部位は、
カタロース、カイノミなどが顕著に現れる。
霜降りの肉で、サシの周りが黒ずむ気がする。

これを回避するには冷凍保存しかない。

県外のレストラン等は、冷凍肉を敬遠する事が多いので、
期限内の部分肉は冷蔵庫(最高-4度)で、
出来るだけ凍らせない様に保管して発送している。

期限が近づいたら冷凍庫に移し、
それでもいいから分けて欲しいという業務店には販売する。

最後に、
ひょっとすると昨日の電話のお客様の分は、
今日書いた肉の変色状況だったかも知れない。

まだまだ分からないことが多い。




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2011年09月16日

肉の色

今日は、関西のお客様からの苦情があった。

内容は、
「上の方は何ともないが、中の方が黒く変色している。
こんな色になるには普通1週間ぐらい
置いとかなくてはならない色です。
前回もだったが、今回も同様だったのでお伝えします」だった。

柔らかな物言いの女性だったが、
こんな事は今までで初めての経験だったそうなので・・・


肉屋ではどうしても避けられない事象である。

部分肉の塊をスライスした商品が、
空気に触れたまま(酸化する)ある程度時間が経つと、
綺麗な肉の色になる(発色する)

ただ、肉屋としては発送する商品は出来るだけ新鮮な状態で、
お客様にお届けしたいということで、
スライスしたら素早くパックして、
出来るだけ発色させないように直ぐに冷凍している。

解凍した後、パックの表面は普通だが、
中の重なってひっついた肉が空気に触れず黒くなっている。

スーパーなどの生肉の場合も重なりひっついて、
空気に触れない部分は変色する事があると思う。

ただ、この肉同士がくっついて黒くなった色は、
戻らないかも知れない。


僕が最初の何も知らないころ経験した事。

熊本配達分のランプ(部分肉の新品)の肉を配達2~3日前に、
10ミリ厚に切ってパックして直ぐ冷凍した。

配達前夜、袋詰めしていたら、
ランプの肉が真っ黒である。
こんな色じゃ販売出来ない。
これは後回しにして他の袋詰めを先に終わらせる事にした。

さてランプを切り直すか?
とそのパックを見てみたら、色が戻っていた。

肉色が濃い部位の肉は変色しやすいのかも知れない?
とこの時思った。
posted by さわやかビーフ at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 牛、牛肉 | 更新情報をチェックする

2011年09月09日

赤身と霜降り

川崎さんのコメントを読んだ。

ミルクの香り、クリーミーと書いてあったが、
今迄聞いたことがない表現だったので少し驚いた。

また注文したいと書いてあったので、
ほめ言葉?と受け取っておくことにしよう。

川崎さんに発送した肉は、
8/6解体の井 信行さんの牛の外モモだったが、
僕から見ればかなり霜降りだったので、
クリーミーと感じたのはその影響だろうと思う。

その前の7/6解体(国産飼料100%)の
井さんの牛の肉も霜降りだったが、
(この肉は東京で開催された赤肉サミットに出品)
川崎さんに発送した牛の肉はその時の肉よりも霜降りだった。

僕がここで云う霜降り肉と云うのは、
テレビとかに出る高級肉の5等級の霜降りじゃなく、
3等級位の肉のことである。

通常のさわやかビーフの肉は2等級で、
サシの入りはホドホドである。

粗飼料多給型飼育は霜降りの度合いが少ないというのが、
従来からの常識で、
さわやかビーフは赤味で健康な牛肉と謳っていたが・・・

井さんには状況を話して、
穀物の給与は今でも少ないだろうが、
もっと減らしてくれとお願いしてある。

ただ生産者側としては、
穀物を減らせば体重が増え難く飼育期間が長くなり、
効率が悪いと云うことになるのかも知れない。

井さんは粗飼料多給型飼育でも二種類の飼育法を実行している。

1)穀物飼料は出荷まで100%国産飼料を給与する。
2)穀物飼料は国産飼料を給与するが、
仕上げは配合飼料も一部給与する。

最近はどちらで飼育した牛も、
僕から見れば霜降りの肉と感じている。


今日は珍しく肉屋らしい日記になった(笑)



posted by さわやかビーフ at 18:56| Comment(1) | TrackBack(0) | 牛、牛肉 | 更新情報をチェックする

2011年02月05日

将来は

「フード・アクション・ニッポンアワード2010」の受賞を見てみた。

今回、食肉牛の飼育で他に2件優秀賞があった。
そのうちの1件は自家製の粗飼料100パーセントで、
もう1件は100パーセント牧草のみで育てて出荷している。
世の中、上には上があるもんだな~と思った。

さわやかビーフで販売する牛肉は基本的に、
粗飼料を多給し、輸入飼料を少なくして育てた牛肉で、
こう云う肉は世間では少なかろうと思っていたが、
もうこの飼育方法は珍しくないのかも知れない。

でも将来は、
輸入飼料も出来るだけ地域で生産する国産飼料に置き換えていく。
そのためには遊休地を飼料作物の生産等で活用する。
そして、現在は厳しいが畜産経営がうまくいくようになれば、
原野に放牧牛が増え、阿蘇の原野の草原の維持、再生にもつながる。

と、目指すは壮大な計画である。



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2011年01月20日

牛と牛肉

僕の乏しい知識の中から、
牛肉について少し書いてみよう。

知らない人もいるかも知れないので
スーパーなどの表示でよく見る
国産牛と和牛の違いから書いておこう。

国産牛・・・おもに乳用種(ホルスタイン)
       交雑種(ホルスタイン+黒毛和種)等
和牛 ・・・黒毛和種、褐毛和種、短角和種、無角和種

和牛と言ったら殆どが黒毛和牛で、
褐毛和牛(あか牛)、短角和牛(あか牛)は非常に少ない。
それに輪をかけて少ないのが無角和牛(黒毛)だそうだ。

次に最初の頃はどっちがどっちか分からなかったが、
雄と雌の記号を見よう。

雄・・・♂
雌・・・♀
去勢・・?

あか牛(褐毛和種)の場合は、雄は去勢する。
ホルスタインの雌は搾乳用で、用なしになったら食肉へ。
ホルスタインの雄は去勢するかどうかは知らないが食肉用。

こうして書いて見ると僕の子供の頃とは全然変わってしまった。

昔は農家には運搬とか田を耕すとか親牛は役牛として、
子牛は繁殖牛として、殆どの家に牛舎があって牛がいたと思う。

今は、農作業は機械化してしまったので、
牛は百パーセント食肉用(繁殖、肥育)になってしまった。

これからの世代は、
牛のことは食料、食材としてしか見ないのだろうか?

posted by さわやかビーフ at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 牛、牛肉 | 更新情報をチェックする